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マスクと口紅は共存できないのか

更新日:2020.7.25|1(2週間) / 6,358(累計)

マスクと口紅は共存できないのか

いつもありがとうございます!

福井県敦賀市にある化粧品屋さんBEAUTYHOUSEイカリです。

 

 「マスクにつかないファンデーションとか口紅あるといいなあ」

そんなお声をお聞きして、前回当店スタッフ4人で『マスクにつきにくいメイクを探す』という実験をおこなったところ、たくさん方から反響を頂きました。

本当にありがとうございます。

↑お時間ございましたら前回の記事もぜひご覧ください♪

https://www.kireie.com/timeline/227190/

 

 

しかし、ある方からこのようなコメントを頂いたのです。

 

「やはりマスクの下に口紅はしないほうがいいですね。しばらく我慢ですねー。」

 

確かに、前回の実験でマスクにつきにくいファンデーションは発見しましたが、

『口紅は、結果から言うとマスクにはどうしてもついてしまいました』

というオチで終わっています。

『今の時期はあきらめて口紅はつけないか、家に帰るまでマスクを外さないのが一番(笑)』

とアドバイスまでしています。

 

実は、あれからずっとモヤモヤしてました。

 

これでいいんかな…。

これでいいんだよ。

マスクに口紅がついてしまうのは仕方のないこと。

どうせマスクで隠れるし、つけないほうがいい。

口紅をつけなくていいから楽!って声も聞くし。

実際いまスタッフたちも仕事中マスクの下には口紅つけてないやん。

でも…なにか違うような気が。

誰にも見られないもんつけなくていいやん。

そうかー…

そうやで。

*注:心の声

 

そんなある日のこと

いつも元気全開のスタッフがぼそっと呟いた一言でそのモヤモヤが消えることになります。

 

『ああー。ずっと口紅つけてないから力が出ない。』

 

力が出ないかー。

なるほど。そうだよね。

やっとモヤモヤの原因がわかった。

 

メイクは誰かに「外見」をよく見られるためだけにしているんじゃない。

不安が軽減したり、人に対して積極的に関わろうとしてみたり、
そんな前向きになる心理効果があるということをこの仕事にたずさわり確信していたはず。

それが物理的にできない状況が続くと気持ちも知らず知らずに停滞するのかもしれない。

もしかしたら、そんな方が他にもたくさんいるかもしれない。

 

↑アンパンマンのような言葉をくれた方笑

 

 

よーし!もう一度挑戦してみよう。

本当にマスクと口紅の共存は無理なのか。

全スタッフ総力を挙げてのリベンジだ!

 

というわけで

マスクにつかない口紅はあるのか、全スタッフで再実験をおこないましたのでご覧ください。

*ここからやっと本編に入りますm(__)m

 

<実験開始>

①実験のルール

‣出勤したら全員が口紅をつけてマスクをし、昼食前に口紅とマスク状態を検証する

‣口紅の色は「赤」に絞り、できるだけたくさんのブランドを試す

‣必ず同一アイテムで「直塗り」「筆塗り」の対照実験をおこなう

‣ティッシュオフは1回に統一

‣これを3日間継続

 

②実験サンプルの収集

↑十分なサンプル数GET!

 

 

③上位抽出

サンプルの中から上位アイテムを抽出します。

抽出の基準は、夏らしく鮮やかな色なのに

「マスクへの色移り」と「唇の色彩の変化」が少ないもの。

 

今回の実験の結果、マスクにつきにくい口紅はこの2アイテムと塗り方に絞られました。

 

KANEBO N-ルージュ 155番  Glorious Red+筆塗り

↑KANEBO N-ルージュ 155番  Glorious Red+筆塗り マスク状態

‣マスク状態(うっすらしかつかない)

‣くちびる状態(雑誌にも多数掲載された人気のカラーの存在感が外した後も残っている)

 

 

ELEGANCE ルージュ シュペルプ 01番 RED +筆塗り

↑ELEGANCE ルージュ シュペルプ 01番 RED+筆塗り

‣マスク状態(うっすらしかつかない)

‣くちびる状態(セミマットの華やかさと潤い、なめらかさが外した後も残っている)

 

この実験から

「セミマットタイプ」

「直塗りせず筆で塗ること」

が鮮やかさを残しながらも、マスクにつきにくい共通のポイントであることがわかりました。

 

しかし、

写真では少し見えにくいですがどうしても色がついてしまいます。

これで終わるわけにはいかない。

逃げちゃだめだ。逃げちゃだめだ。

 

④追加実験

前回のマスクにつきにくいファンデーションの実験で、上からフェイスパウダーをつけることで摩擦が軽減され下のファンデーションが守られたことを思い出しました。

ダメもとで一度口紅の上からフェイスパウダーを軽くつけて、もう一度実験してみることにしたのです。

↑フェイスパウダーは念のため2種類で実験

 

↑コットンを割いて軽くポンポンとたたくようにつけました

 

するとなんてことでしょう!

 

マスクにほぼ色はつかず、口紅の色味も変化していません。

これだ!

マスクと口紅は共存できる!

思わず涙ぐみました。

 

⑤総評

鮮やかな口紅の色を長く残しマスクにつきにくくするポイントは

①良質のセミマットタイプを選ぶ(どれだけつかなくてもパサついて見えるものはおすすめしません)

②直塗りせず筆にとって優しく塗る(しっかり密着するので崩れにくくなります)

③ティッシュオフは1回おこなう(やりすぎると当然色が落ちます)

④口紅の上からフェイスパウダーを軽くつける(ブラシがなければコットンを割いて)

ということがわかりました。

もちろん個人差はあると思いますが、ぜひ試してみて下さいね♪

 

私の大好きな言葉があります。

「キレイでいようと思うことは、自分自身を大切にしようと思っていることの表れである」

例え誰かに見られることはなくても、マスクの下に口紅をつけることは意味があるのかもしれませんね。

 

だいぶ長くなりましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。

少しでもお役に立てたら幸いです。

 

まだまだマスク生活は続きそうです。

 

皆さん頑張りましょうね(^^)

投稿店舗

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